かめかめさんぽ

世界一周ふたり旅

さようならイスラエル、ただいまヨルダン

1月16日

さようならイスラエル、ただいまヨルダン


体調がよくなるまでと言って泊まった宿が、
あまりに良すぎてゆっくりしすぎてしまった。
イスラエルは物価が高いゆえに今後の旅にどう影響がでるか。。。

でもゆっくりしたおかげで、じっくり地球の歩き方や旅ブログを読んで、気づいたことがあった。


それは私たちはアレンビー橋の国境からはヨルダンのアンマンに戻れない。ということ。


イスラエルにとヨルダンの国境は3つあって、
ただその中のひとつアレンビー橋は非公式の国境となっていて
本来はパレスチナ人のための国境。
外国人も利用ができるけど、
あくまでも非公式なためそこではヨルダンのビザは発給できない。
(ヨルダンはビザが必要だが、日本人は無料でアライバルビザがもらえる。)


アレンビー橋から入国してアレンビー橋から出国するなら
ヨルダンの出国スタンプもイスラエルの入国スタンプも押されていないので(パスポートではなく別紙に押される)
ヨルダンを出国したことになっていないので、ビザは有効とされて、そのまま戻っても問題ない。
多くの旅行者のルートがこれ。

しかし私たちはアカバから入国してしまったので、
一度ヨルダンを出国してしまったのでビザがその時点で切れてしまった。

これを知らないでもし行ってしまっていたら
イスラエルの高ーい出国税だけ払って、
ヨルダンの入国拒否されイスラエルに戻されることになっていたかもしれない。
恐ろしい。。。

イスラエルのヨルダン大使館でビザを取ればアレンビー橋からも帰れないこともないだろうけれど、
ヨルダン大使館はエルサレムにはなく、違う町でそこまで行って、ビザ申請には時間もお金も持ったない。

公式の国境から入国して、公式の国境から出る。
交通費がかかるけど、これが私たちにとって残された最善の道。

ということで、遠回りしてイスラエルの北の方にある国境を目指します。


朝、最後にしっかり朝ごはんを食べて
トラムでバスターミナルに行き、バスチケットを買いに。

運よく出発間近だったようで、全然待たずにバスに乗れました。
そこから2、3時間だったかな。国境の町のバス停(バスターミナル?)で降ろされたのですが、
地図アプリを見ると国境まではまだちょっと遠いようで、
待ち構えていた1台のタクシーはここぞとばかりに高い値段をふかっけるので、
どうにかローカルバスで行けないかとバス停をうろうろ。

バス停の案内図に書いてあるのは・・・読めない。

 

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しょうがないので、バス停で待っているお姉さんに声をかけて
なんとか国境に行きたいと伝えたのですが、国境までのバスはないらしい。
でも国境近くまではある。けどそこからは歩いて行かないといけないわよ。とのこと。
うーん。 とりあえず、近くまで行ってみようと。
そのお姉さんと一緒にバスに乗り込む。
そのとき一緒に乗ってきたアメリカ人の女の子も国境に行きたいらしい。
バスに5分ほど乗って国境の方へ向かい。お姉さんがいうところで3人で降りる。
ここを左に行って、右に行くのよって言われたけど。。。
地図アプリを見るとまだ2km以上ある。

バス使った意味・・・と思いながらも、少しでも近づいたのだから良しとしよう。


バックパックを背負った二人と、キャリーバックとギターを背負ったアメリカ人が
国境を目指す、謎な光景。

アメリカ人の女の子はキャロラインというらしい。

2kmの道のりを休憩しないで歩き切った私たちはすでに汗だくでくたくた。
キャロラインは意外と平気そうな顔をしていた。
行き先が一緒なようなので国境からアンマンまでのタクシーをシェアすることに。

私たちが一足先にイミグレーションを抜け、
ヨルダン側のイミグレーション行きのバスの待合所へ。

バスは30分後らしいので気長に待つ。
先に待っていた欧米人のカップルも退屈そう。

キャロラインは10分待っても出てこない。
20分待っても出てこない。

もしバスが来てもまだこなかったら、

キャロラインが国境を抜けられないとしたら、

この状況、焦る。

 

バスが来る5分前、ついにキャロラインが来た。

どうしたの?と聞くと

イスラエルのイミグレーションは厳しいらしく、
行った国やなやらかんやら聞かれていたとのこと。

私たちはするっと通ってしまったが、こういうこともあるらしい。


一安心したてバスに乗ってヨルダン側のイミグレーションへ。

欧米人のカップルはどうやらアメリカ人なようで、キャロラインと盛り上がっていた。
そしてなんなら5人でタクシーをシェアしよう。となった。

無事に入国スタンプ、ビザをもらえて、荷物検査へ。


ここでもまた、ひと悶着。

まあ、ここの所、テロやなんかのこともあり
荷物をひとつひとつ開けて、これはなんだと聞かれる。

私たちは無事に終わり待っていると。

カップルの二人が持っていたカメラの脚立が引っかかっているらしい。

いくら待っても、お許しが出ない。
偉い人が次から次へと出てきて、なにか言っている。

二人も一生懸命説明している。

まだ学生だし、どう見ても脚立。

ここはもう仕方がないので、二人は先に行ってと言ってくれた。

キャロラインと3人でタクシー乗り場に行って

アンマンへ向かう。

と思いきや、警察にイミグレーションに戻される。
どうやらカップルの二人とグループだと勘違いされたよう。

国境であったただの行きずりでタクシーをシェアしようとしていただけです。
と説明し、再度出発。

はたしてカップルの二人は無事に国境を抜けられたのだろうか・・・。


そんなこんなでタクシーで3時間。

すっかり夜になったころヨルダンのアンマンに戻って
無事一日が終わりましたきました。
疲れた~。