モスタルとスナイパー通り
3/11
今日は日帰りで古都モスタルの観光です。バスターミナルから朝の便で出発です。ここの所、毎日早起きとバス移動の連続。東ヨーロッパは駆け足の予定なのです。がんばるぞ~。
モスタルまでは約3時間かかりました。バスターミナルから有名な橋のある旧市街のほうまで、地元のおばさんが案内してくれました。旅で触れるささやかなやさしさには一層うれしさがあります。
そしてたどり着いたのが、ここ。スターリ・モスト。ここの地域はイスラム教とキリスト教が共存していたそうなのですが、内戦時にこの橋も破壊されてしまったそうです。今では再建され、世界遺産に登録されています。また、飛び込みスポットなどとしても有名になっているようです。
さすがにこの季節飛び込んでいる人はいませんでしたが、観光地化されていて、お土産屋さんやレストランなどがずらりと並んでいました。観光客も結構いました。
小さいのでぐるりとお土産やさんをみて、橋の写真を撮ったりして、ここの観光は終了です。日帰りにはちょうどいい規模です。
お腹がすいたのでレストランを探しましたが、どこも観光地価格でお高め。私たちはバスターミナルへ戻る道沿いにあったローカルレストランに行きました。
ここでは地元料理の盛り合わせと名物料理のケバブを注文しました。
おいしかったので、探しまわっていらいらし始めていた二人もすっかりご機嫌に。
帰りは15時頃のバスにのって、睡眠タイムです。
今日はこれだけでに終わらず、サラエボの旧市街バシュチャルシアへ。ここでは昔の町並みの雰囲気とお土産屋さんやレストランなどがあり、時間があったらゆっくりできそうなところでした。
そのあとはやっぱり、サラエボ事件の起きた橋とスナイパー通りを見に行きました。私は高校で世界史の勉強をしていなし、中学校でも歴史の授業をちゃんと聞いていなかったので詳しいことはここに来てから調べたり、諭さんから聞いたりしましたが、こうやって自分の目で見ていろんなことを感じるのが一番の勉強かな、って勉強してなかったことをいいことに思っちゃいました。
日本にいると民族や宗教の争いなんて考えたこともなくて、学校で勉強してもいまいちピンとこなくて、カタカナの名前が出てくると右から左へ抜けていました。大人になって、もっと勉強しておけばよかったな~って思うことばかりです。
スナイパー通りも今はとてもそんな物騒な名前が付くようには思えないほど復興していて、戦争を知らない私の目からしたら、まさかここでという感覚です。わずかに狙撃の跡が残された建物を見ることができました。そこでようやく本当にあった話なんだなあと思えました。
ここは当時ジャーナリストがこもっていたホリディインです。
ああ、それにしても今日も歩きました。
明日はセルビアへ移動です。