サラエボからベオグラード
3/12
今日も朝からバス移動です。
バスターミナルへ行く途中、まだ仕込み中のパン屋に無理言って焼き立てほやほやのパンを買わせてもらい向かいました。早朝に大きなバックパック背負った外国人にさぞかしびっくりしたでしょう。それでもしっかり仕上げの艶出しのバターを塗るのを怠らないところにプロ意識を感じました。
ベオグラードの町に到着。東ヨーロッパに入ってからというもの、毎日のように国境をまたいでいますが、もともとは一つの国だったこともあり、私にはその国々の区別がいまいちつきません。国境越えも簡単で、国境をまたいだことすら忘れてしまいそうです。日本ではバスに乗って寝ているうちに違う国、なんてことあり得ないですからね。
バスターミナルから宿へ向かう途中に、近道と思って通り抜けた公園に難民が暮らしていました。こういうこともまた、日本ではまず目にすることない光景だと思いました。
とはいえ、ベオグラードの町は平穏そうで、治安の悪さは感じません。むしろサラエボの宿の前の通りの方が悪そうです。(実はスリに遭いそうになりましたから。)
予約した宿は広場の目の前、ビルの一室にあるきれいなホステルでした。プロのラグビーチームが経営しているのか、スタッフはやたらとガタイがいいです。(どうでもいい、笑)
チェックインを済ませて早速観光へ。
ここ最近は天気があまりよくないですが、ここは急ぎ足なので、仕方ありません。
やはりこの話も詳しくは知らなかったのですが、諭さんは実際にリアルタイムでこの映像をみたそうで、これは昔々の話なんかではなく、つい最近の戦争の爪痕なのだと知りました。
東ヨーロッパは教会などの多くの見どころもあるとは思いますが、私にとって戦争というものがどういうものなのか、それが目にできるところだなと思いました。
とはいえ、ちゃんと教会も見に行きましたよ。
聖サヴァ教会。ここはセルビア正教会の中でも最大級な教会だそうで。
中は派手さはなく、薄暗い印象でしたが、厳かさがありました。
夕食に久しぶりに中華料理でも食べようかと思ったのですが、お店がしまっていました。ほんとツイてない・・・。しかたないので、宿の小さなキッチンでインスタント麺とサラダを作って食べました。
ここのところ観光というよりは社会科見学?という感じですが、どんどん先へ進みます。明日はコソボのプリズレンへ移動です。