かめかめさんぽ

世界一周ふたり旅

トドラ渓谷で食中毒の夜

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トドラ渓谷で食中毒の夜


夜中、苦しそうな声で目が覚めました。それは諭さんがトイレで吐いている声でした。
ぐったりとした諭さんが戻ってきて、大丈夫?と声をかけると、気持ちが悪いとのこと。
とりあえずまた布団に戻って目をつぶる諭さん。
どうやら何かにあたったらしい。かわいそうに。

と思っていると、
私もなにか胃の辺りに違和感が。

 

気のせいかなと眠っているうちに、突然吐き気が!!!

この後は朝まで二人で交互にトイレに向かうことになりました。
あんまり詳しくは書きたくないので、上から下からと、まあ大変でした。

でも食中毒になったときはとにかく出してしまうことが早く治る方法だとおもうので、とにかく抑えずに出しました。

おう吐や下痢の時に一番大事なのが水分補給。日本から持ってきていたポカリスエットの粉を1.5リットルの水に溶かして飲みました。

朝が来ても吐き気や下痢の症状は治まらず、諭さんの顔はもうげっそり。
せっかくヨセフさんが作ってくれた朝食も二人して食べられず。。。申し訳ないです。

昨日一緒だったあやさんは無事に朝出発したそうなので、昨日商店で買っておやつに食べたビスケットが原因じゃないかということに。症状も私が諭さんに比べて軽かったので、諭さんが3分の2、私が3分の1を食べたからというので、間違いなさそうです。

部屋にこもって吐き気と腹痛の一日を過ごしました。

 

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夜、のりこさんが帰ってきたとのことで、ご挨拶と様子を見に来てくれました。初めましてがこんなふたりともげっそりしててちょっと申し訳なかったのですが、モロッコという異国の地で優しいのりこさんの日本語がホッと一安心させてくれました。

そして、帰ってきたばかりにも関わらず、少しだけでもご飯を食べる?といってお味噌汁や白米や肉じゃがを作ってくれました。あまり量は食べられなかったのですが、久しぶりの日本食、うれしかったです。

おう吐と下痢で失われていた電解質も、この食事のおかげで補給されたのか、この日の夜は眠りにつくことができました。


食中毒になったのは不運でしたが、なったのがのりこさんの宿で幸運でした。