アフソラ
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アソフラ
今日は、周りの人たちが起きるのが遅くて、なかなか私も目が覚めなかったです。
重たい身体を無理やりおこして、身支度。何度も欠伸をしながら出発です。
なかなか身体が起きてこなくて、日が昇ってくる頃にようやく目が覚めてきました。いつもより歩調がだいぶ遅いようで、1時間半かかって4キロ地点の村に到着。少しパンとクッキーをかじって、再スタート。
景色はすっかりブドウ畑が定番。というのもここは、ラリオハ州といってリオハワインの有名なところ。
そこをひたすら歩いて行きます。
今日は快晴で、雨の心配もありません。
15キロ地点のナヘラという町に到着して、今日もあと少し。
ここでお昼ごはんのサンドイッチ、今日は生ハムとチーズとレタスが挟んであります。
そしていよいよ歩き出したのですが、
今日の敵は風。昨日は雨で、今日はかなり強い向かい風です。
風を遮るものが一切ないブドウ畑の道。
風に抗いながら一歩。また一歩と。
宮沢賢治の雨ニモマケズ、風にニモマケズが自然と頭に浮かんできます。
いつもより足を強く踏ん張らないと、風に身体を振られて、右にいったり、左にいったり。
唯一の救いは、目的地の村が見えているということ。
ヒーヒーハーハーいいなが、やっとの思いで到着。
宿はすでに空いていて、巡礼者の宿が。先着順なので、入れるかどうか。
並んでいるうちからみんな靴を脱いで靴下になっていました。
私も足が痛くて仕方ないので、真似して靴下に。
それでも疲れが出てきて立っているのもしんどい。宿の受付を待っているのが一番しんどい時間です。
今日のアルベルゲは珍しく一つの部屋に二つのベッドというツインタイプ。いつもよりぐっすり眠れそうです。
洗濯物もバッチリ乾いて、明日の昼食のサンドイッチも作って、準備万端です。
明日はもう少し遠くまで歩きます。
なので、もう就寝。おやすみなさい。
あー疲れたー。