オルニタージュデルカミーノ
5/11
オルニタージュ・デル・カミーノ
昨日の夜は、またまたいびきの大合唱で、今度は私が寝不足です。夜中に目が覚めてからどうもねむれない。眠ろう眠ろうとすると余計に眠れない。結局、寝不足で、朝寝坊してしまいました。
いつもの時間より15分遅れて出発です。いつも準備は夜のうちだいたい終わらせているのが幸いしました。
アルベルゲをでて大聖堂の横を通り過ぎブルゴスの町を後にしました。
今日は天気が悪いです。
よくみるとコウノトリが。
雨の予報が出ていたのですが、アルベルゲでWi-Fiが使えなかったので最新情報が手に入らず、とにかく雨が降らないうちに早く次の村へつきたい私達です。
雨雲から逃げるように早足になってしまいました。
1時間半歩き、公園で朝ごはんにマフィンとリンゴを食べて、再スタート。
今日は巡礼者も多いです。
ブルゴスから歩き始める人や、区切り打ちして歩いている人などもいて起点の町になっているせいでしょうか。
まだ雨も降ってこないですがどんどん雲が増えてきます。
10キロ地点の町のバルではみんなが朝食をとっていました。こうしたバルでコーヒーとパンを食べるのが主な巡礼者の朝食です。
バルはミニマーケットも兼ねていたので、夕食の足しになりそうなものを少し買い足しておきました。スーパーよりはちょっと高いのですが、こういうところでお手洗いも借りられるので、トイレ代と思って。
ここから2時間ひたすら麦畑です。この地域はメセタという台地が続くそうです。ブルゴスの都会よりやはりこういう田舎道がいいですね。
ただひたすら、
ただひたすら歩いていきます。
雨雲に囲まれながらも、何故か歩いているところだけ太陽に照らされていました。ここを歩きなさいよと示されているような気がしました。
向こうは雨が降っているのに、真上だけ青空が見える、不思議な光景でした。
また、雨のせいか不思議な虹も出ていました。
向かい風が強くて、歩くのもやっとな状態で雨に降られたくないばかりにオーバーペースでヘトヘトです。
ようやく丘の下に目的地の村が見えて、ひと安心。でもここからが長いんですけどね。
アルベルゲに着くとまだオープン前。隣の教会の屋根の下で巡礼者が休んでいました。
私達もそれにならって、教会で休憩。風が寒いですが、お昼ご飯のサンドイッチを食べることにしました。
何人かその後に来た頃、雨が勢いよく降ってきました。本当にギリギリセーフでした。
30分くらい待ったので、身体冷えてしまいましたが宿にも無事に泊まれて良かったです。
諭さんは身体が冷え過ぎたのか、親指の先が痺れるほどだったようですぐにお風呂に入って温まりました。
商店も小さいながらあったので夕食の材料を買い足して、今日は待ちに待ったトマトソーススパゲッティです。玉ねぎとニンニクとベーコンを入れて作りました。付け合わせにスープとサラダで、無事お腹いっぱいになりました。
キッチンは小さいのですが、キューバ人の男の人と2人で楽しくお話ししながら作りました。丸さんという脱サラして漁師になる日本人の方は私達が自炊してるのを物珍しげに見学してたりと、賑やかなキッチンでした。
大きな規模のアルベルゲは新しくて綺麗なところが多いですが、小さなアルベルゲはアットホームでいい感じです。
今日こそはしっかり眠れるといいなぁ〜。アルベルゲのオスピタレロにきくと今週はずっと雨らしいので、明日も早く出ようと思います。