カストロヘリス
5/12
カストロヘリス
今日の宿もみんな起きるのが遅くなかなか準備ができなかったです。そろそろ巡礼に慣れてきて、朝はゆっくり出る人が多くなっているようです。
でも歩くのが遅い私達は部屋の外で荷物を詰めて、やっぱり早めに出ました。
今日も朝は雨が止んでいました。なので今日も午前中に次の目的地に到着したいと思います。
宿をでてまた麦畑の中をひたすら歩きます。昨日の雨のせいでところどころに水たまりが。それをよけながら歩いていきます。
なかなか休憩できる場所がなく、結局2時間ちょっと歩いて10キロ先のオンタナスという村で小休止。
お腹が空いてしまったので、お昼ご飯用のサンドイッチをここで食べてしまいました。
ここからは足元もぐちょぐちょの土の道。靴の裏にべったりと赤土がついて一歩歩くたびに靴が重たくなっていきます。
ふとみると、向こうの方にアスファルトを歩く巡礼者が。実はここ道路と巡礼路が並行していたようでみんなそっちを歩いていたようです。それを知らずにぐちょぐちょの巡礼路を必死に歩いてちょっと損をしてしまいました。
ようやく巡礼路がアスファルトの道に合流したころ、雨が降り出してきました。大きな木の下で雨やどりをしてレインコートを着て完全防備に。
途中で昔の巡礼者のための救済施設の跡地を通り過ぎ、
ようやく町が見えてきました。
雨は降ったり止んだり、それでもまだ土砂降りではないので、やっぱり早めにでてよかったな〜と思いつつ、足早に向かいました。
狙っていたキッチン付きで安いアルベルゲは、今はクローズ中だったのですが、ちょっと値段をあげてでもキッチン付きのアルベルゲに行きたいと思い、行き着いたのが、ロザリアというアルベルゲ。
ここには日本が好きというオスピタレロのハビエルさんがいました。
宿の雰囲気もすごくよく、しかもドミトリーにしては珍しく二段ベッドではなくシングルベッド。今日はゆっくり眠れそうです。ブッキングドットコムで予約もできるようで大人気です。飛び込みで入れて運が良かったです。
近くのスーパーで買い物をして、キッチンでお昼ご飯か夜のご飯かどちらとも言い難い時間になってしまいましたが、ナポリタン風のパスタとピーマンのガーリック炒めとスープを作ってお腹いっぱいです。
ここのキッチンは正直なキッチン。と言うのも、果物や野菜、コーヒーや紅茶、ミルクなどいろいろな食材が置いてあり、それを飲んだり使ったりしたらその金額を置いてあるボックスに入れるというシステム。
誰かに支払うわけではないので、黙って食べても分からないのです。実際、払ってない人もちらほら。
私達はスーパーで買ってきた方が値段も安いので、使いませんでしたが画期的なシステムです。
ご飯を食べた後は、久しぶりにWi-Fi環境があるアルベルゲだったのでネットをしたり、動画をみてのんびり過ごしました。
外は荒れ模様で強い雨が降ったり、止んだり。晴れ間が見えたと思ったら、一気に雨が降ってくる。時たま雷の音がしていました。風がビュービュー吹いて天気がコロコロ変わります。
洗濯は今日はなしです。
寝る前にお互いにマッサージ。
の途中に明日明後日は鬼門の土日ということに気がついて、もう一度スーパーへ。すると、止んでいた雨が出た途端に、降り出してきてしまいました。スーパーまでの距離はわずか数百メートル。なんとも不運。
でもまあ閉店ギリギリに行くことができて、不運ですが、幸運でした。
明日は食材を蓄えたので、荷物が重くなってしまいましてが、距離は少し短めの設定。明後日から少し距離をのばしていくつもりなので、今日明日はゆっくりして、これから頑張りたいと思います。