ビジャフランカ・モンテス・デ・オカ
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ビジャフランカ・モンテス・デ・オカ
今日も6:00に出発です。
不安要素がひとつ。
それは食料がないって事です。
昨日の夜ごはんに持っていたパンを食べ切ってしまったので、まずは一つ二つ先の村に行ってから朝ごはんとお昼ごはんを調達します。
いつも歩いて1、2時間後に朝ごはんを食べていますが、持っていないとなると少し不安になります。朝早くにお見せが開いているのかそれも肝心です。
幸いに今日は4キロ、8キロおきに小さい村を通ります。
今日も朝日がキレイに昇ってきました。ひたすら西へ向かうので、いつも朝日を背中に浴びながらのスタートです。
空が青くなってくると、次から次へと飛行機が。空は瞬く間に飛行機雲だらけ。まるで誰かがラクガキしたようになっていきます。
村を通るたびに、小さな商店でもやっていないかな〜〜と期待するのですが、なかなかありません。
チョコレートとチーズで少しお腹を満たして、スタートから約2時間半。ベロラードという村の広場で開いたばっかりの市場が。そこで、りんごとプラムをゲット。続いてパン屋で甘食のような小さいマフィンを一袋手に入れることができました。
昨日もちょっと夕食が少なかったので、お腹がぺこぺこ。これがとっても美味しく感じました。
それを休憩のたびに少しずつ食べて頑張りました。
今日も晴天で、帽子が必要な程の日差し。汗がにじんできます。半袖半ズボンも十分歩ける気温になってきました。たった10日程で、これだけ気温が高くなるなんて。まあ、夜はぐっと冷えますが。サンジャンピエドポーで降った雪が嘘のようです。
さらに、白い砂利が目に痛い。太陽が反射して眩しいのです。これからサングラスは必須な予感です。
いくつもの村と丘を越え、22キロ。
今日も目的地まで歩くことができました。
でも、泊まろうと思っていたアルベルゲがもうやっていなくて驚きました。すぐ近くにもう一つのアルベルゲがあり、ここは三つ星ホテルに併設されたアルベルゲで、値段は少し上がっちゃいましたが結局そこに泊まりました。
キッチンもなかったので、外で食べようか悩んだのですが、電子レンジがあったのでそれでどうにか玉ねぎとトマトソースとひよこ豆の缶詰で、スープを作りました。
パンとチンして食べるラザニアも買ってお腹は満たされました。
私達の巡礼にはキッチンと商店はなくてはならないのです。なのでここ二日間はちょっと残念。
宿は昨日とは打って変わって大にぎわい。宿の庭でみんなお酒を飲んで、食べて楽しんでいます。何故か卓球台があり体力を持て余しているタフな若者たちが遊んでいました。
私達はまあいつも通りマイペースに洗濯物、自炊、マッサージでまったりです。
ここでは2人、日本人に会いました。
1人は巡礼の途中で一度会ったお遍路の格好をして歩いているおじさん。かなりタフそうだったので、私達より先に行ってるかな〜と思っていたら、私達よりひとつ前の村から来たそうです。お酒を飲んで、欧米人の若い女の子達と陽気に喋っていました。
もう1人は、短期で巡礼している遠藤さん。こちらの方も60一歩手前とのことですがかなりタフそう。今日は30キロで明日は40キロ歩くとのこと。スペインには何回も来ているらしく、色々と教えてもらいました。遠藤さんはアルベルゲのドミトリーがダメで、普通の宿を予約して来ているそうです。
宿によって雰囲気が変わって、慣れない人は辛いかもしれませんが、私は疲れが上回るせいか、結局寝ちゃうので問題ないです。
11日目にして、ちょっとあちこち痛みが出てきています。明日は難所の一つとされているオカを越えます。最初の12キロ。休憩所や水飲み場もないというのでちょっとビビっています。
あー早く寝て、明日も頑張ろう!
(商店でみつけたカミーノグッツ)