ブルゴス
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ブルゴス
今日はいつもより1時間遅くに起床するも、周りのみんなはまだ起きてきません。だいたいいつもなら周りが先にガサガサし出して起きてしまうということがほとんどなのですが、、、。みんな今日はどこまでいくつもりなのでしょうか?
宿を出るといつもみていた朝日も今日はすでに昇ってしまっていました。
今日私達は15キロ先のブルゴスという比較的大きな町に行きます。ここでは観光もしたいので歩く距離を短くして、体力を取っておいておこうという魂胆です。
ブルゴスまでの道のりは無味なアスファルト。宿あるリオピコの村を抜けて、空港の脇を歩いていくと、工業地帯に入り、車の数も一気に増えます。臭いも草の匂いからゴムや排気ガスの臭いに変わりました。
途中、このアスファルトの道が嫌になってあるホテルの前にあるバス停からブルゴスの中心地までの約8キロはバスに乗っていってしまう人も多いとか。
私達もこのアスファルトの道は退屈で、時間が経つのが遅く感じられました。3時間で到着出来るとたかをくくっていましたが、なんだか足が進まず。ところどころで休憩を挟んで結局11時30分くらいに宿に到着しました。
宿の前にあるカフェにはすでに巡礼者の顔が。宿が12時に開くので私達もはやいのですが、みんなはもっとはやいです。
宿の前に荷物を置いて近くのベンチで一休み。
次の町をどこにしようかとガイドブックを読んでいると、ブルゴスへの道は実は二つあって、一つはアスファルトの道、もうひとつは遊歩道の道があるとか。あーもう少しちゃんと読んでおけば良かった〜と後悔です。通りで前にも後ろにも巡礼者は少なかったのに、宿の前にいる巡礼者はたくさんいるわけです。
12時前になると巡礼者の数も一気に増え、見知った顔の巡礼者達にも会いました。ブルゴスは大きい町なので、みんな泊まるだろうなとは思っていたのですが、宿の前にはあっという間に荷物の行列ができました。
宿の受付も済んで、今日はスーパーで買い物をしました。ブルゴスのアルベルゲはキッチンがなくて残念なのですが、それでも電子レンジで自炊です。
ここ数日はキッチン付きのアルベルゲに泊まれなかったり、商店が開いてなかったりと不運続きでしっかりした自炊が出来てないです。
買い物を済ませて、天気も雨の予報が外れて晴れてきてくれたのでいよいよ観光へ。
ブルゴスにある大聖堂はスペインの三大カテドラルに数えられているそうです。アルベルゲのすぐ目の前という好条件。
青空にカテドラルの塔がよく映えていました。
入場料は巡礼証明書のクレデンシャルをみせて割引されます。
想像以上にとても良かったです。
特にステンドガラスやパイプオルガンがあり素敵でした。宗教画や聖杯などの展示も多く、さながら美術館のような音声ガイドを借りることもできるようです。私達は英語の音声ガイドということだったので聴いても分からないのでやめました。
まあブルゴスの観光と言うのも、この大聖堂のみ。あとは町をぷらぷら散歩しました。
それでも、巡礼の途中で通り過ぎたりしないで、しっかり大聖堂を見ることができて良かったな〜と思いました。
今日は歩く距離を短くしたので、疲れてないかなあと思っていたのですが、やっぱり眠たくなるもんですね。明日に備えてまたおやすみなさい。