フロミスタ
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フロミスタ
今日はゆっくり出ることにしていたのですが周りのみんなの準備の音で目が覚め、結局予定よりも早めに宿を出ることにしました。いつもより30分以上遅い7:00です。
朝から雲が多く、天気はちょっと不安ですが、とにかく前に進むしかありません。
2時間経って、ちょうど小高い丘を登りきったのでその頂上で朝ごはん。バナナとマフィン2つです。見晴らしが良く、自分たちが歩いて来た道を見ながら休憩。
1個目の村までで、10キロ。
今日はここですでに少しバテて気味。
8キロ先の目的地まではもう一息です。
広大な麦畑の真ん中を通る巡礼路を歩き、風に煽られながらも必死に一歩一歩歩いて行きます。
急に登り坂があらわれ、これをのぼりきったら休憩しようと決めました。
息を切らしながらも頂上について、休憩です。
朝ごはんが物足りなかったせいか逆にお腹が空いてお昼ご飯用のサンドイッチをここで食べてしまいました。
そのあとは台地の上の平坦な道を歩き、下った先に町が見えてきました。
目的地の村までもう少しです。
2人でもう少しだよ!頑張ろう!と励ましあいながら、ついに到着。
が、しかしこの町唯一のキッチン付きアルベルゲが閉鎖していたのです。
まさかの事態。
他のアルベルゲに泊まってももちろん良いのですが、やっぱりキッチンがほしい!と思ってしまう私達。
次の村まで6キロ。行けなくもない。
時間的にもあと1時間半。行けなくもない。
のですが、ここまですでに20キロ。
重たい荷物を背負ってすでに背中の痛みや踵の痛みが出てきていました。
が、あと6キロ。気合いだ!
と言うことで行くことにしました。
カスティージャ運河に沿って約6キロ、フロミスタに到着しました。ひーひー言いながらも2人とも良く頑張りました。
ここのアルベルゲもキッチンはないのですが、キッチンがないところに泊まるなら安いこっちがいい。と思ったのです。
すると電子レンジはある、と言うことなので、やっぱり自炊することにしました。
電子レンジでパスタを茹でて、トマトペーストとウィンナーと玉ねぎでトマトソース。サラダ。と恒例のお昼ごはん用のサンドイッチも。
レンジでパスタは初めてチャレンジしたのですが、前知り合った日本人のおじさんが、イタリア人の女の子にレンジでパスタを作ってもらったという話を聞いたので試して見ました。
思いの外ちゃんとできて面白かったです。
そのあと、
ドミトリーのベッドに戻ると私がとっておいたはずのベッドが誰かに占領されていました。
どうやら空きベッドだと思った人がわたしが手すりにかけていた洋服を退かして、使ってしまっていたのです。
確かに手すりにズボンとストールをかけていただけで寝袋などベッドの上に物を置いておかなかった私も悪いのですが、どうしたらいいのか困り果てました。
結局ベッドに戻ってきたその人と話をして、オスピタレロのおばさんにも言ってもらい、ベッドを明け渡してもらいました。
ホッとしましたが、なんだか変な疲れが。
今日は早く寝たいところです。
でも、前にアルベルゲで、一緒になったいびきの大きいおじさんがいたので大丈夫かなあ。