ペレヘ
5/25
ペレへ
昨日は夜になっても気温が下がらず、暑さが部屋にこもっていて寝苦しかったです。夏本番のカミーノは想像したくないです。朝になって気温が下がったので、まずは汗だくにならずにすみそうです。
アルベルゲをでてアスファルトの歩道を歩いて行きます。土の道を歩き慣れてきた足にはちょっと刺激が強いです。
歩道の脇にさくらんぼの木がたくさん実をつけていました。時々スーパーでも見かけるさくらんぼは今が時期なのでしょうか。
ひとつ目の村をすぎて、ブドウ畑の間の田舎道になりました。カミーノらしい巡礼路です。
途中でさくらんぼの実を少し失敬して味見をしてみたら、スーパーで売っているブラックチェリーそのものでした。とっても美味しかったです。
巡礼路はしばらく田舎道が続いてのんびり歩いていると道を横切る小動物が。なんと、野ウサギ。ガイドブックにもいると書いてあったものの、実際にみれると思いませんでした。諭さんちの実家で飼っているウサギのアムちゃんのような可愛いウサギでした。
さくらんぼとウサギに癒されて、ビジャフランカという村までたどり着きました。ここからあと4キロです。
20キロ程の道のりはだいぶ慣れてきていっときはあっという間に感じていたのですが、ここにきて身体がだるく、足も痛いし、私に至っては鼻風邪をひいてズルズルしてるというバッドコンディションです。なのでその4キロがしんどい。
でも今日頑張らないとせっかく買った豚肉が。なので二人とも根性で頑張りました。
雨が降り始め急ぎ足でペレへの村へ到着。まだアルベルゲはオープン前だったので、軒先で雨宿りをしながらお昼ご飯にパンとチョコとチーズをつまみました。
1時間ほどしてオスピタレロのお姉さんがやってきて入れてくれました。
部屋はなんとシングルベッド。これなら明日に備えでしっかり眠れそうです。
キッチンも設備は最低限ですがあったので、無事豚肉を使えそうです。
夕食まではお風呂に入ってマッサージ。今日は雨で洗濯もできないし、Wi-Fi環境もなかったのですることもなく、身体のメンテナンス日になりそうです。
キッチンは屋根裏で少し埃っぽいところですが仕方ないです。でもここ、中央にキッチンがあってそれを囲むようにベッドのマットレスが直接床にひいてあり、ここにも巡礼者が泊まれるようになっていました。でもここはキッチンで色んな匂いはするだろうし、埃っぽいし、しかも暑い。私達は1番に泊まれたので一階の涼しいベッドですが、後から来た人はちょっとかわいそうだなあと思いました。
そんなこんなで巡礼者に見られながら調理開始。今夜はなんと生姜風豚丼です。鍋でご飯を炊くのは諭さんの担当。私はこないだ醤油かと思って買ったソース(ちょっと甘い醤油みたいなアジアンソースでした)と生姜で豚肉に下味をつけて、玉ねぎとレタスを刻んで下ごしらえ。ご飯が炊けたら、玉ねぎと豚肉を焼いて、それをご飯とレタスの上にのせて完成です!
このアジアンソースは甘めだったので醤油の代わりには使えないな〜と思っていたのですが、生姜焼きになら出来るかなと思ったのが大正解!
二人とも大満足の生姜焼き風豚丼をお腹いっぱい食べました。
ご飯の炊き加減もちょうど良く、余ったご飯で明日のお昼ご飯用にガーリックと玉ねぎとレタスを入れてチャーハンのような、ガーリックライスを諭さんが作ってくれました。明日は最後の難所と言われる山越えなので、きっとこのお昼ご飯が元気を与えてくれるだろうと思います!
カミーノに来て自炊レベルがどんどん上がっているような気がします。