かめかめさんぽ

世界一周ふたり旅

ネグレイラ

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ネグレイラ

 

昨日は距離や歩数はないものの、やっぱり疲れたようで、夜はぐっすりでした。何故か月曜日の朝のような、休み明けのあのやる気の出ない感じが若干ありますが気持ちを切り替えてまたリスタートです。

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6時過ぎにアルベルゲをでて久しぶりに朝日を浴びながらのスタートです。

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出発して30分後くらい行ったところの急坂を登りきって振り返るとサンティアゴコンポステーラのあの尖塔が見えました。また戻ってきた時は是非とも厳かな雰囲気でありますようにと願うばかりです。

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ここからの道は巡礼路を示す黄色い矢印が少し減った印象があります。見落とさないように注意が必要です。先を行く巡礼者の数もぐっと減り、後を追う作戦も無理そうです。

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出発から2時間。そんなことを言いながら歩いていたはずなのに早速道を間違えたらしく、すれ違った車の地元の人に向こうだと言われました。いつの間に見落としたのか。先行きが不安になります。

 

結局どこで間違ってどこを曲がればいいのかわからず、スマホの地図アプリを頼りに次の町へ向かうことにしました。でも、アプリが示すのはここで良いの!?というようなけもの道。不安になりつつも、勇気を出して進みます。クモの巣がはっているような地元の人も滅多に通らなさそうな道でした。

 

そこを抜け、どうにか住宅のあるアスファルトの道に出ることができ、その先でまた地元の人にあっちだよ〜と教えてもらい巡礼路に戻ることができました。ホッと一安心。地図を見ながら歩くのと、矢印を追いながら歩くのでは、使う労力が全然違います。

 

ここからはアスファルトの道を歩いていきます。いくつか村を抜けて、再び上り坂が続き、ヘトヘトに。

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時々、反対からくる巡礼者の姿が。矢印もこの辺りから両方を指しています。サンティアゴコンポステーラまで歩いて戻る人もいるのですが、もちろん私はフィステーラからはバスで帰る予定です。

 

上り坂を登り詰め、その後下って川沿いの村にかかる橋を通ると残り4キロ。

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ここのところ牛歩作戦で楽してきていたので、久しぶりの長距離にバテバテの二人。足の痛みも再発してしまいました。

 

しかしゆっくりながらも目的地の町に到着。思ったよりも大きめの町でした。公営の安いアルベルゲは町のはずれでまだ少し歩きます。

 

足の痛みがあったので泣き泣き急ぎ足で行きました。ここはベッド数がわずか20ベッド。かなりの倍率です。私達が着いてすでに8人近くがいました。

 

スーパーは町の中にあるのでベッドを確保してからまた往復2キロ弱。久しぶりの20キロ越えにすっかり身体は疲労困ぱいだったので、その往復がまたキツかったです。でも今後スーパーのあるところは少ないので、なにかと買ってしまいました。

 

買い物から帰ってきて、まさかの水シャワーを浴びていると、外はいつの間にか嵐に。雨と風が強く吹き荒れています。ガリシア州の公営のアルベルゲではインターネットが繋げられず(電話番号がないと登録、ログイン出来ない)天気予報が確認出来ないので明日がちょっと不安です。

 

まあここのところ雨に降られてなかったので、それまでが幸いだったのでしょう。

 

マッサージをした後、いつものように夕食の準備を始めたのですが、キッチンに行ってビックリ。調理器具や食器類がほとんどありません。お皿が数枚とコップがいくつか、鍋が1つとフライパンの取っ手が取れたのが1つ。一番困ったのがナイフ、フォーク、スプーンがないということ!先にちゃんと確認してから買い物へ行けば良かったです。見た目はきちんとしたキッチンに見えたので安心しきってしまいました。

 

しかし私たちはスプーンを2本持っていたので、なんとかやってみることにしました。先ほどの買い物でひき肉を買ってしまったので、やってみるしかないです。

 

玉ねぎとマッシュルームは、手でちぎり。人参は電子レンジで温めて柔らかくしてからスプーンで小さく切って、下ごしらえは完了。玉ねぎを手でちぎる作業はなんだか、自分でやってて笑えてきちゃう程ワイルドな感じでした。

 

ここまで出来たので後はもうフライパンの取っ手が取れたのがやつで、パスタソースを作り、鍋でパスタを茹でて完成です。

 

スプーンでパスタを食べるのはひと苦労でしたが、ワイルドクッキング、なかなか楽しかったです。こうなったらとことん楽しんでいかないとやってられません。

 

扉の付いていないオープンシャワーも水シャワーも、器具の揃わないキッチンも、鍵の閉まらないトイレも、慣れればどうにかなるものです。

 

ちなみにここのアルベルゲはシングルベッドで寝やすいのですが、今日はすでひなかなかのいびきが聞こえてきているので眠れるか心配です。