ムルガブからホログ
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ムルガブからホログ
朝ご飯を食べて、さあホログまで連れて行ってくれる車を探しに行こうとすると、昨日のドライバーが来てくれました。特に頼んでいなかったので驚いたのですが、探しに行く手間が省けたので、まずは交渉してみることに。しかしながら事前に調べていた相場よりも高くてどうにも。がんばって130ドルまで下げたのですが、それ以下はどうにもならず。
結局ドライバーは自分はそれ以下の値段じゃ行けない、と言って他のドライバーを探しにいってくれました。
おそらくそのドライバーはキルギス人だったので、割に合わなかったのでしょう。なのでタジキスタン人のドライバーを連れて来てくれました。124ドルで交渉成立。
タジキスタンのお金ソムニを持っていなかったので、まずはバザールによってもらい商店で両替をしました。レートはなかなか良かったのですが、100ドル札からと言われました。ちょっとゴネたらみんな合わせて70ドル分の両替をしてくれました。
(バザールにいたおじさん)
バザールから戻ってくると問題発生。
チャーターしたはずの車に新たな乗客が2人。確かに後ろの席の2人分空いているので乗るのは問題ないのですが、私達が124ドルでチャーターした車なので、乗るなら124ドル÷6人で20ドルを払って、というと台湾人の旅行者はオーケー払うよと。しかしもう1人の現地の男の人が、高すぎると言ってお金を払おうとしません。
いやいやこれは124ドルで私達がチャーターしたからと言っても聞かず、
払わないなら違う車に乗って。
英語で強く言うと、さっきまで英語を話していたくせに、英語分からないロシア語で話してと言い
挙句には迷彩柄の服を着ているのをいいことに自分はポリスだ!と言い出しました。
まあ、明らかにポリスではないのですが、たとえポリスだからとしてもお金を払わずに乗るのはおかしい。
そしたらポリスの車に乗ってってよ。
そう言っても、聞かず。
ドライバーもこいつはプロブレムだから降ろす、それでおしまい。そう言って車を発進させました。それでも荷台にしがみついてきて本当に怖かったです。なんとか偽ポリスを降ろして、ようやくホログへ向かうことができました。
みんなこの時点でヘトヘトになり、ウトウトしている間にパーミットのチェックポイントに。
ちなみに台湾人の旅行者、ユータンさんは英語と少し日本語とロシア語を喋る穏やかな男性です。
ドライバーは陽気なタイプで私達の名前を日本語だと覚えられない!と言ってふみえさんのことをマーシャ、しおりさんのことをマリーナ、私のことはナターシャと呼んでいました。
諭さんもサイード、ユータンさんもトーマスで車内は不思議な状況に。
出発前にあんなことがあったのですが、ドライバーの陽気な性格に助けられ途中私は腹痛にみまわれるも、ホログに着くことができました。
ムルガブからホログの道はパミールハイウェイといって、タジキスタンのパミール高原を満喫できるルートでした。
道はアルファルト舗装なのにガタガタで、一番後ろに座っていたユータンさんは何度と頭をぶつけていました。
ホログへ近づくにつれ、民家や人が増え、風船やキラキラのモールなので装飾などがありました。あれは何?とドライバーに聞くと祝日、結婚式とのこと。ロシア語を翻訳アプリで必死に訳すので精一杯で詳細は分かりませんが、民族衣装の人がたくさんいました。
ホログの町はそこそこ大きく、パミールロッジという宿にはたくさん人がいました。
夜ご飯は通りに下りていって地元の人にきいたレストランへ。すっごく高そうで扉を開けた瞬間閉めてしまったのですが、メニューをもらうと高くなく、料理を食べてみると美味しかったです。やっぱり地元の人がいうレストランには間違いないな〜