ガラムチャシマからランガー
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ガラムチャシマからランガー
せっかく来たからには鍾乳洞の温泉に入りたい!ということで朝から温泉が入って来ました。
朝と言えども現地の人は既にたくさんいました。タオルを持っていまから温泉に向かうんだなって人にもたくさんいます。
温泉は日本のような娯楽ではなく、治療という方が強いのか、現地の人の大半が皮膚疾患を持っていました。ここら辺の地域性のある病気なのでしょうか。
でもみんな思い思いに過ごしていて、やっぱり楽しそうです。泥パックを全身くまなく塗っていたり、温泉の滝にうたれたり、潜ったり、泳いだり。笑
私達は外国人でなのでものすごい注目の的で、視線が少し痛かったです。
朝風呂を満喫して宿に戻ると、
諭さんは山を散歩してました。
みんなでチャイと手作りのナンを囲んでゆったり。
大勢集まると話が尽きません。しんぺいさんとナナさんは時に旅行歴が長いので、本当に色んな話を聞きました。
色んな国の話をしていたと思えば、ハエの話になったり、みんなで老後を心配したり。団体行動が苦手な私ではありますが、本当に楽しかったです。
泊めてくれた家族のみなさん
今日はしんぺいさんとは分かれて、ナナさんを含めた5人はもう少しワハーン回廊を見にランガーという村へ向かいます。
しんぺいさんは自転車でホログからムルガブまでパミールハイウェイを行く予定とのことですが、なんだか寂しがっていたので、ホログでのんびりして私達が帰ってくるのを待っててもいいですよ!とみんなでたぶらかしました。帰ったらきっと待っててくれることでしょう。
そしてガラムチャシマからまずはイシュコシムの町まで行ってくれるマシュルートカや乗り合いタクシーを探しました。
しんぺいさんは宿の予約おじさんグナザールさんがホログに行くというので一緒に行くので問題ないのですが、私達のイシュコシム行きの車がなかなか見つからず。
最終的にグナザールさんが、探して来てくれたドライバーに頼んで1人50ソムニ(250ソムニ)でイシュコシムに向かいました。
イシュコシムの手前にあるアベという村のレストランで食事休憩。
さすがドライバー、地元にひとが集まるレストランを知っています。次から次へとお客さんが来ます。
食事が終わって、ドライバーがランガーまでの値段を行って来たので、いろいろと交渉の末、何故か車を乗り換え違うドライバーが連れて行ってくれることに。しかもすごくいい値段ですごくいい車。
ガラムチャシマからイシュコシムまでの値段を途中の村まででもらったドライバーのおっちゃんは嬉しそうに帰っていきました。代わってドライバーのお兄ちゃんは英語が話せないし、相場もわかっているのかなってこっちが不安になるほど商売っ気がないのです。
何はともあれ、ランガーまで行けることになりラッキーです。
途中途中で見どころポイントを教えてくれたりしてドライバーのお兄ちゃんすごい優いです。まあ英語が出来ないので説明はなくちんぷんかんぷんですが。
中でも良かったのが、この湧き水。最初はドライバーの水休憩かなーと思ったのですが、ナナさんが差し出された缶に汲んだ水を飲むとすぐに吹き出しました。まずいらしい。
次に私が口をつけるとシュワッとして、なんだかすっぱいような苦いような味が。
まさかとは思いましたが、天然の炭酸水でした。びっくりです。炭酸水とわかれば、そのあとはみんな大興奮でした。
ワハーン回廊の道はタジキスタンとアフガニスタンの国境である川に沿って走っています。
なので常に右手にはアフガニスタンの美しい山々が見えます。
むしろタジキスタン川の山は高すぎで車からは眺めにくく、見ているのはほとんどアフガニスタン。言うなればパミールハイウェイはタジキスタン観光、ワハーン回廊はアフガニスタン観光のようなものだなと思いました。
パミールハイウェイよりもワハーン回廊の方が川を挟んだ向こう側に山が見える分、広々と雄大な景色のように感じました。
しかしどちらも山の美しさにはかわりありません。どちらも来て正解でした。
ランガーに着くと宿探し、想像したよりもずっと田舎だったらしく、宿らしいものが見当たりません。ドライバーのお兄ちゃんはあまり詳しくないらしく、地元の人に尋ねながら探しました。村の外れまでいって唯一のゲストハウスに泊まることになりました。
オーナーは少〜しあやしい感じがしますが、仕方ありません。笑
ドライバーのお兄ちゃんもここで一泊。明日ランガーからホログまで行ってくれることになっています。お兄ちゃんはホログの人間らしいので都合も良かったようで、やっぱりいい値段で行ってくれるようです。
みんなで夕食を食べて、
すずめの涙ほどのシャワーを浴びて、私達はすぐに寝てしまいました。
次の日聞いた話に聞くと星空が綺麗で、天の川が延々と見え、とっても長〜い流れ星が見えたそうです。