ヌクスからアクタウへ
7/31
ヌクスからアクタウへ
4時に無理やり身体を起こして、5時に宿のお兄さんを起こしてタクシーを呼んでもらいました。
タクシーに乗って駅へ行き、乗車。
これから27時間の長旅になります。昨日チケットを購入した時にすでに、ベッドの上しか空いていないと言われていたので覚悟はできていましたが、やはり上です。(そりゃそうだ)
まだ早朝とあって暑くはありません。すでにみんな布団をひいて横になっています。わたし達の座席もすでに布団が引かれてしまい、上に登らざるえない状況。
上に登ると身体を起こすのもままならない為、寝るしかありません。
早起きのせいで眠かったので、とりあえず寝ることにしました。
気がつくと9時。3時間ほどがあっという間に過ぎ、車内も太陽が差し込んでだんだんと暑くなってきていました。
することもなく、ひたすら本を読んだりして、時間を潰すわけですが、暑くて集中力がもたず、起きては本を読んで、寝て、起きてはぼーっとしてと繰り返してました。
お昼ご飯に宿で作ってもらったランチボックスを食べました。
わたしのブースは現地人の家族が占領してて座れるスペースがなく困ったのですが、この時ばかりは席を空けてくれて、三人仲良く食べられました。
ご飯を食べ終わってからはちょっと気温も上がってきて吹き込む風も熱くなってきました。
そして、停車。ウズベキスタンの国境に到着です。ここから2時間、全員の荷物検査とパスポートチェックが終わるまで苦行です。この気温、停車してしまうと車内は一気に暑くなります。
さとしさんは滴る汗が止まらず、しおりさんは目を閉じてじっと堪えており、わたしといえばお腹が痛くなってきて喋る余裕さえなくなるという。
そうここら辺の列車は、停車中にはトイレが施錠され使えないという謎ルール。ひたすら早く終わるのを願いました。終わってすぐ、トイレに駆け込むわたしなわけです。はあ。
ペットボトルの水はお湯になり、身体を冷やすという効果は望めず。喉の渇き、脱水を防ぐために飲んでいました。
30分ほど走り、再び停車。
今度はカザフスタン側の国境に到着です。
ここでもまた1時間。
さとしさんがいたブースのおばちゃんが、チャイをご馳走してくれました。車内には熱湯機があり、みんなコーヒーやチャイやラーメンなど思い思いに使えます。
おばちゃんがくれたチャイのマグカップには大きな氷砂糖が入っておりとても甘かったのですが、暑さにバテていた体にはとっても美味しかったです。
ナンも食べなさいと、千切って渡してくれました。おばちゃんは一見怖そうに見えますがとってもいい人でした。
国境がなんとか終わり、また列車が走り出しました。西日が窓から差し込んで、暑さはまだまだ続きそうです。
8時を過ぎて再び停車。今度はなぜかみんな外へ出て行きます。不思議に思って外を見てみると、売り子のおばちゃんがずらりと線路の上にお店を広げていました。
さっきお茶を出してくれたおばちゃんが、外へ出なさいというので私達も外へ。すると、外の方が断然涼しく、すっきりしました。そして、冷えた水を一本買って一気に飲み干してしまいました。本当に生き返りました。
そして、少し食欲が出てきました。
まだまだ時間がありそうなので持ってきていたインスタントラーメンをマグカップに入れて熱湯を注ぐだけという簡単な夕食をとることにしました。
しおりさんもやっぱりインスタントラーメン。
わたしは持ってきていたトマトを食べましたが、温野菜なみの温かさでちょっとまずい。それでもラーメンとトマトでお腹が満たされました。
そしてしばらくして再出発。
電車の旅は楽かなあーと期待しがちだったのですが、残念なが、そうもいかないようです。
11時くらいになってようやく寝始めると、また停車。そして出発。と思いきやバックしてまた停車。そして出発。また停車と。ちょっと何が原因かはわかりませんが、この最後の行ったり来たりはもう、いい加減にしてくれ!という感じでした。。。
明日は無事アクタウにつくのでしょうか。