カッパドキアの気球とローズバレー
8/27
カッパドキアの気球とローズバレー
まず言いたいのは気球ツアーは最高でした。ということです。
朝早起きして、ツアー会社の車が宿に迎えにくるのを待ち、車で気球のもとへ。
夏といえども、朝晩冷えるカッパドキアでは、ウルトラライトダウンを着ていても、肌寒いくらいです。朝食という名の軽食と暖かい飲み物が、気球が膨らむ間提供されました。
最初は送風機で空気が送り込まれ、ある程度の形が出来上がると、今度はバーナーによって温かい空気をバルーンに送り込んでいきます。
気球が膨らむにつれ、真っ暗だった空もだんだんと白んできました。
ふと周りを見ると、自分たちだけだと思っていた気球がすぐ隣に、そしてまたその隣に、またその隣の隣にも。こんなに隣接していて大丈夫なのか!と不安になるほどの数の気球が次々と膨らもうとしていました。
私たちの他に台湾人の団体ツアー客と現地のトルコ人カップルに混じってバスケットに乗り込みました。
緊急時用のランディングポーズを教えられ、操縦士による注意事項や挨拶が終わるといよいよスタートです。
辺りを見るとすでに浮かび上がる気球が。
夢中になって写真を撮っていると私たちの乗っている気球もふわりふわりとと地面を離れていました。
上がり始めると、それと同時に胸がドキドキしてきました。
気がつくと、気球はあっという間に高く高く上がっていました。
周りの気球の数は昨日丘の上から見た気球よりもずっと多く飛んでいるように思えました。実際、日曜なので、多いのかもしれません。
下を覗くとヒヤリとするほどの高さになり、カッパドキアの奇岩や独特な地形がまるでミニチュアや地図のように見えました。
気がつくと、今にも日が昇りそうです。
太陽が昇ると景色はまた一段と素晴らしくなりました。特に遠くに見える山が神々しいくらいの美しさでした。普段神々しいなんて言葉使うことありませんが、思わずそう言ってしまうほどでした。
とにかくシャッターを何度もきって、この一瞬を逃すまい!という気持ちにすらなりました。
諭さんも久しぶりに感動した。と言っていました。二人とも大興奮。
気球に乗ったことももちろん胸熱なことですが、やっぱりこのカッパドキアの奇岩風景がたまりません。
下を見ても、上を見ても、左を見ても、右を見ても。。。素敵な45分間でした。
そしてフライト終了。着地もふわり。緊急時用のランディングポーズは必要なく、立ったまま、楽しい気分のまま終えることができしました。生きて帰ってこれたことにも感謝です。
終わった後はシャンパンがふるまわれました。本当に最後まで楽しい気球ツアーでした。
宿に帰っても興奮してふわふわの私。朝ごはんまで二度寝しようと思っていたのですが結局なかなか寝付けず30分くらいしか眠れませんでした。
そして9:30に宿の朝ごはん。気球に乗る前に食べた朝食という名の軽食でも充分っちゃ充分なのですが、今日はもう一つ、ローズバレーを歩くという目的があるので、そのためにはお腹を膨らませなくては!ということで、2度目の朝ごはんです。
それを食べて、準備を済ませて、いざ出発。
諭さんは前回の旅行で歩いた時は4時間ほどかかったそうなので、しっかり日焼け止めとサングラスと帽子を持っていきます。トルコは道路の舗装が整っているのでアスファルトの上を歩くのかなあと思っていたのですが、
侵食された地形の起伏を、なんとなく道だな〜〜というところを歩いていきます。ルートなどは特にないので、自分で地図を見ながら進んでいきます。
時に迷って、とんでもないところへ行ってしまったこともありました。
宿をでて1時間30分ほど経ってようやくローズバレーに。住居や教会などの跡があり、ここに昔の人は住んで居たのかと思うとすごいです。
時々休憩して、見て回りました。特にルートが定められているわけではないので自由に散策できるのですが、自由すぎて迷ってしまいます。あっちやこっちと隅から隅まで見たきりが無いくらいです。なので、あまり奥までは立ち入らず。
それでも結局のところ、クタクタになりました。今日は朝から気球で大興奮したので、余計です。
夜ご飯はまたあのローカルレストランに行きました。お店のお母さんがツルの折り方を教えてほしいというので、一緒に折りました
。言葉では伝えにくい箇所があり見よう見まねで頑張って折ってくれました。たぶんこないだの娘さんに教えてあげるのでしょう。さとしさんは紙ヒコーキでやんちゃボーイと戯れてました。
子供は好きじゃないというけど、なぜか懐かれるさとしさん。なんだかんだで構ってあげるから優しい。動物もそうなのだけど、嫌だ嫌だと言っている人に懐くのが不思議です。
ああ、それにしても気球に乗れてよかったな〜〜と思います。トルコ最高〜〜な一日でした。