カラバンカからイオアニア、そしてジロカストラへ
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カラバンカからイオアニア、そしてジロカストラへ
今日は朝からバス移動です。
町のバスチケット売り場の前からバスに乗って、まずはイオアニアへ。
イオアニア辺りに来ると昨日とは打って変わっての青空です。
イオアニアの到着したバスターミナルからジロカストラ行きのバスに乗れるか心配だったのですが、チケットを無事に買うことができました。
少し待ちましたが、今日中に着けそうなので安心です。
バスに乗ってしばらくすると、景色が緑の草原と山の変わりました。
この景色を見ただけでも、あ、アルバニアに来て正解だったな、と感じました。
しかしバスターミナルを降りて私たちを待ち受けていたのは、石畳の急斜面。
町は山の斜面に沿って築かれています。バスターミナルのある比較的新しい市街は山のふもとにあるのですが、見どころの旧市街や宿は急な坂道を上ったところにあります。
車でさえうなりをあげて登っていく坂道を、バックパックを背負った日本人旅行者はひーひー言いながら登っていきました。
決して汗をかくような気温ではないのですが、パーカーを脱いでもTシャツにじっとり汗がにじみました。
ようやく着いた宿は、いまオフシーズンのせいか、しつこく値切る私たちに負けて安い値段で泊めせてくれました。安く泊めてくれたこの宿、かなりきれいないい宿で、目の前はきれいな雪山が眺められますし、電気毛布やエアコンも完備されていて、しかも朝食付きです。
いい加減お腹が減ったので町を散策がてらにお昼ご飯。なんとなく目に入った食堂で、下調べもしていなかったので、おじさんのおすすめ(というか、ほかにもメニューはあるが、作れるのはそれしかない)を頼みました。
卵とごはんに香草を入れて揚げ焼きしたもの(説明が難しい・・・。)とボルシチのようなスープがでてきました。味はまあまあ。いけます。まあ何といっても私たちがうれしかったのは物価がぐんと下がったことです。イタリア、ギリシャと節約節約と食費を抑えていたので、食堂でご飯を食べられるというのが贅沢に感じられました。
ここのシェフのおじさんはお店に入ったときは普通の服を着ていて、ただ座っている地元のおじさんかなって勘違いしてしまったくらいなのですが、一緒に写真を撮ってというと意気揚々とシェフらしく調理着をきて、しかも帽子もどこからか持ってきてくれました。
一応雑誌にも取り上げられたことがあるようで、お店に写真が飾ってありました。
でも調子に乗ってチューしてくるので要注意です・・・(笑)
アルバニアって何があるんだろうっておもっていましたが、ジロカストラの町は見れば見るほど味わい深い石の町並みがいいし、人もいいし、景色もきれいで、私たちはここが気に入りました。
あまり詳しいことはわかりませんが、最近まで鎖国をしていたらしく、外国人や観光客慣れはしていない印象はありますが、それがまたいい感じです。
夜ご飯に下まで降りて、スーパーに行って、ピザをテイクアウトして帰ったのですが、やっぱり登りがきついので、一日何度も下には降りられなさそうです・・。