ピカソ美術館と空港泊
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ピカソ美術館と空港泊
諭さんは芸術は難しいというけれど、やっぱり来たからには行ってみたい。カタルーニャ音楽堂でクラッシックを聴くか、ガイドツアーに参加するかとも考えたのですが、宿から近いピカソ美術館。そしてこれから先なかなか美術館に行く機会がなさそうなので、今回は私のリクエストです。
もちろん私も芸術は分からないし、オーディオガイドの説明を聞いてもよく分からないけど。
宿をチェックアウトして、荷物を預けてピカソ美術館へ。やっぱりここもチケット売り場は並んでいるしオンラインチケットの方が安いのでお得です。
ここの展示はピカソのピカソらしい作品はそんなにみられず、むしろピカソがピカソになるまでの絵を見ることができます。
画家の父を持って生まれたピカソは幼い頃から絵の教育を受けており、10代のにはすでに絵のコンテストに出展するほどのとっても絵の上手い少年だったそうです。
諭さんもこの頃の絵の方が好みの様です。
またピカソの青の時代と呼ばれる頃の作品や、バラの時代など、ピカソがピカソになるまでの過程がよくわかります。
私としては青の時代の絵を多くみたかったのですが、それほど数はありませんでした。
ただ、もともとの絵の才能があってこそのあの泣く女やゲルニカのような作品が生まれてくるのだとおもうことができました。それまではデタラメに描いたらたまたま評価されちゃった!みたいな感じかと思っていました(失礼)でも、この美術館を通してピカソが構図や色使い、筆のタッチなど様々なことを考えて描いた絵なのだということがわかりました。絵の技法や技術に関してはきっと絵を描く人にしか理解できないのでやっぱり私には理解しがたいんですが。
それでもやっぱり面白かったです。サグラダファミリアもピカソ美術館もあるので日本語のオーディオガイドがあるのもありがたいですね。
美術館も意外と歩き回って疲れます。2時間じっくり観たり聴いたりしていると集中力もいりますし、諭さんはすっかりヘトヘト。付き合わせちゃってごめんなさい。
お土産やさんもかわいいグッツがたくさんありました。
帰りにカフェに寄って最後の贅沢。お昼ご飯にハンバーガーとベーグルを食べました。
うう、でもバルセロナはやっぱり高いなー。
宿に戻って、まだ空港に行くには早いのでロビーで少し休ませてもらいました。
そして6時過ぎにカタルーニャ広場から出ている空港行きのバスに乗って空港へ。
バスは10分おきに出ているのですがかなりの行列。運良く一回目のバスに乗れたので待たずにすみました。
空港へ着きましたが、実は今夜のフライトではなく、明日の昼のフライト。宿代を一泊でも浮かしたい!というのが私たちの狙いです。
空港のベンチを確保して、あとは明日になるのを待ちます。
幸いバルセロナ空港は無料のWi-Fiが無制限で使えたので、暇つぶしは問題ありませんでした。
あとはベンチ。この固いベンチで眠れるかなー。