リエゴ・デ・アンブロス

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リエゴ・デ・アンブロス

今日も宿のみんなは早くに起きて準備をし始め、私達はその音で目覚めました。

6:00ぴったりに宿を出ました。スペインの朝はいつも遅いのでまだ真っ暗。ちなみに夜になるのも遅いのでカミーノに来てから夕日を一回も見ていません。というのも日が落ちる頃にはもうすでに私達は眠っているからです。

夕日にみえますが、これは日の出。

なんだかちぐはぐな毎日です。

今日は峠を越えます。なので最初から登り坂です。でも１時間から２時間おきに村があり途中で休憩を挟みながら進んでいきました。

朝の１時間２時間すぎて一つ目の村にくると私達は朝食タイムです。いつものようにりんごとマフィンとクラッカーなどで済ませました。が30分ほど歩いたところで果物やジュースが置いてありドネーション制のだったので、そこでバナナを食べていきました。やっぱり朝ごはんは大事です。

その後は、ヒースや小さい花々が咲いて見頃の山道を歩いていきました。実はここ最初のピレネー山脈越えよりも標高が高いらしいのですが、昨日のところで一泊したせいか登りは思ったより辛くはありませんでした。

そしてこの峠を登りきると、ついに鉄の十字架を見ることができました。

ここはカミーノを象徴する場所のひとつで、みんな自分の住んでいるところから石を持ってきてこの十字架の足元に積むのです。私達もカミーノを舞台にした映画「星の旅人たち(THE WAY)」を観たり、ガイドブックに書いてあったりして知っていたのですが、日本から持ってはきませんでした。

でも、ついにここまで来たんだな〜という思いがありました。

そしてここからの道は、登ったら下りる、ひたすら下りの道のりです。私達は何故か下りの方がキツく、膝や背中が痛くなるのでペースダウン。

はあはあ言いながら下っていきました。ガイドブックにはなだらかなと書いてありましたが、とてもなだらかとは言い難い坂でした。石もゴロゴロしてて、油断すると足首を捻ってしまいうので集中力と全身の緊張が高まって登りよりも体力の消耗が早いです。

そして下り坂を5キロ程歩き、ようやく目的地の村に到着です。ここはとても小さい村で、この時間に歩いていたたいていの巡礼者は通り過ぎてその先の町を目指していくようです。

私達が来た12時頃では私達以外2・3人程度。

でも、予約している人たちが多いとのことで4時過ぎになると巡礼者がぐっと増えました。

なので、最初はシャワーも洗濯も1番のりでゆったりできました。

ただ難点は、キッチンが電子レンジのみ。それから、商店がないということです。基本自炊オンリーの私達はキッチンを狙って宿探しをしているのですが、当てが外れてしまいました。

まあ幸いにも持ち合わせのもので作れそうなので、夕食は簡単に済ますことにしました。

他の巡礼者達は村の端にあるバル&レストランのお店が一つだけあるのですが、みんなそこに行くようです。

私達はメニューを見せてもらって、帰って来ました。←

夕食は電子レンジでパスタを茹で、アジアンソースとバターで味付けして、コーンとツナマヨを和えて食べました。

明日のお昼ご飯用にも昨日茹でて、持ってきていたゆで卵とパンでサンドイッチのお弁当を作ったので、まあいつも通りのメニューになりました。

明日あたりからは大きな町が多いので商店には困らないはずです。

いよいよサンティアゴコンポステーラまであと12日に迫っています。

残りの時間を大事に歩いていきたいと思います。それでは今日も夜の8:30ですが、おやすみなさい。