エル・ブルゴ・ラロネ
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エル・ブルゴ・ラロネ
今日は天気が悪い予報なので、早めの出発です。
アルベルゲを出るとすでに曇り空。
なんとかもってくれることを願います。
昨日買い込んだ荷物が一段と腰にきて最初の1時間でバテバテ。
ちょうど旧道と新道の分岐点にバス停の椅子があったので、そこで朝ごはん。後からきた巡礼者がどっちに行くかみていました。
私達は事前に調べて、18キロ先にある村のアルベルゲを目指していたので、そっちに行くには直進するルートに行かなければならないことを知っていたのですが、結構どっちに行こうか迷っている人がいました。
分岐点に立たされた時は、自分の心に従って行くしかないですね。
人生は冒険だ
地図は無いけれど
宝物探そう
信じて
コンパス・オブ・ユア・ハート
このカミーノの最中に、ディズニーランドにあるシンドバッドのアトラクションの中で流れている曲が時々頭の中で流れてきます。
二人で一年目の結婚記念日にディズニーに行ったのですが、諭さんが結構ディズニーにハマってくれて色々とディズニー思い出話をしながら、今日は歩いていました。
分岐点から先は高速道路に平行した安全な歩道を歩いていきました。
途中でついに雨が降り始め、レインコートを着込んだのですが、降ったり止んだりで、私達も暑いのでレインコートを脱いだり着たりとなんだか忙しかったです。
途中の村が10キロ地点にあり、小休憩。残り8キロ歩いて、エルブルゴラロネに到着しました。
距離を短くして、無理なく怪我なく元気にカミーノを終えることが私達の目標です。
ここから先は12キロ先に村があるまでアルベルゲがないので、私達と同じ村から来た人は結構泊まる人も多いかもしれません。
しかもここの宿はドネーション、寄付で宿泊できます。いくら払うかは私達次第。
しかし、オープンは13時。雨のせいで少し早めに出発したので、11:30には到着してしまった私達。到着は1番目でした。
アルベルゲの前のベンチでお昼ご飯のツナサンドウィッチを食べてのんびり待つことにしたのですが、約2時間待ちぼうけです。
さらに雨の中でベンチでレインコートを着て待っていたのですが、強くなってきてからは、玄関のわずかなスペースで雨宿りをしながら寒さと退屈に耐えていました。
諭さんはうつらうつらお昼寝するものの、風邪引かないか心配でした。
後から巡礼者がきては、残念そうに違うアルベルゲを探しに行ってしまいます。待つことに決めた人も荷物を屋根の下に置いて目の前のバルでお昼ご飯を食べに行ってしまいました。
結局2時間待ったのは私達と欧米人のおばさんだけ。
13時に開いて、無事にチェックインして、その後直ぐに欧米人のおばさんはシャワーへ。私達も後を追ってシャワーへ。ここで冷たいシャワーだったらどうしたらいいものかと不安になりましたが、幸いにあっついシャワーを浴びれたので風邪をひくことは回避できました。
外はますます雨足が強くなっていて、やはり朝のうちにきたのは正解だったなあと思います。たとえ2時間待ってもやっぱり雨の中ビショビショで歩く方がきついと思います。
このアルベルゲには猫が住み着いていて、その猫がなんと子猫を生んでいてかわいいかわいい子猫に癒されるという特典付き!
2時間待った甲斐のあるいいアルベルゲでした。
今日は時間が余ったので、外で諭さんの少しのびた髭と髪の毛を切りました。
カミーノ巡礼中は髭をのばしている諭さん。だいぶたくましくなってきました~。
明日も天気がすぐれない様子。早めに寝て早めに出たいと思います。