レオン
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レオン
ついに今日はレオンに向かいます。巡礼をする前から大きな町ということで名前を聞いていた場所に。距離的にも全行程の半分以上来たということになります。
20キロ弱の道のり。いくつかの村を通り過ぎていくうちに、だんだんと車の数が増え周りの様子も変わってきました。
昨日と違って今日は晴天。ですが息が白いくらいに気温が低くく、ほっぺが冷たい朝でした。
平坦な歩道の道のりにもすっかり飽きてきたのですが、それにも慣れてきたのかあっという間にレオンの町が見えてきました。
顔なじみのカナダ人の女の子とまた再会して、一緒にアルベルゲまで。彼女はスタート地点のサンジャンピエドポーから抜いたり抜かされたりと同じペースでここまで進んできました。特に会話をする事はあまりないのですが、毎日見かけるのでお互いに会うとまた会ったね!という感じになります。
アルベルゲまでの道のり、少し彼女と話してみると21歳のモニカといって、偶然にもマッサージ師ということでさらに共通点があり親近感が湧きました。
諭さんはこの子がお気に入りで、おしりがぷりんとして可愛いのでぷりんちゃんと密かに呼んでいます。でも巡礼が進むにつれスマートになっているのかプリン具合が減っていると諭さん曰く。
さて、アルベルゲに着いてみると、まだオープン前。すでに多くの巡礼者が待っていました。でもここは収容人数も多いので安心です。
20キロの距離を朝6時にでて11時前に到着したわけですから、随分私達の歩くペースも上がっているように思います。
まだシャワーには早い気もしましたが今日はこの後も色々あるので、早めに入って早めに洗濯をせねば!ということですぐにシャワーと洗濯。その後は買い物をしにスーパーへ。大きな町なのでいくつもスーパーがありました。ヨーロッパもやっぱりスーパーが安いです。
その後、観光のメイン、カテドラルを観に行きました。
がなんと、ちょうど13:30からシエスタで一旦お休みに。16:00からまた開くということで、また後で来ることにしました。タイミングが悪すぎました。
この建物はサクラダファミリアで有名なガウディの建築。
カテドラルではありませんが、ここの教会もよかったです。
宿に荷物を一旦置いて少しお昼寝。
その後、今日は夕食を食べに外へ行きました。いつもが自炊の私達ですが、レオンのアルベルゲはどこもキッチンがなくたまには外へ行こうかと話していました。実際には電子レンジやナイフやお皿等はあったので簡単なものは作れそうでしたが。
そして、私達が外食で向かった先はそう、マック。
マクドナルドです。本当はバルでワイン片手にピンチョスをつまむ予定だったのですが、もらった観光マップに巡礼者限定のメニュー、ペリグリノメニューがあり、ビックマックセットとチョコレートサンデーで7ユーロという宣伝をみてしまったのです。
カミーノの最中、禁酒ならぬ禁コーラ中の諭さんもこの日ばかりは許してあげることにして、マックへ向かいました。
が、地図が正確ではなかったらしくなかなか見つからず空腹の私はイライラ。八つ当たりです。
まあなんとか見つかったので良かったです。無事たらふく食べて満足の私。諭さんはマックでは物足りないので帰りにスーパーでサラダを買っていくことにしました。
そして、もう一度カテドラルへ。
レオンのカテドラルは、何と言ってもステンドグラスが素晴らしかったです。これだけのためにレオンに来る人もきっと多いはずです。幸いにも晴れの日の今日。ステンドグラスもとってもキレイにみれました。
たぶんこんなにステンドグラスをたくさんみたのは初めてだと思います。中に入ってから出るまでずっとカメラを構えていました。
教会好きな諭さんもとっても気に入ったらしく、久しぶりに教会で感動している。多分時間を気にしなかったら1、2時間はいられる。と言っていました。
名残惜しくもカテドラルを出て、改めて見ると、外観からはとても想像できないステンドグラスの美しさだったなあとしみじみ思いました。
宿に戻って、サラダとヨーグルトを食べて、諭さんもお腹が満たされました。キッチンでは日本人の女性が一人いたので一緒に話していたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。
その後慌ててお互いマッサージして、荷物をまとめて、気づけば9時過ぎ。まだ外は明るいですが、明日も早いのでもう眠らないといけない時間です。
都会に来ると忙しく、巡礼よりも、アルベルゲに着いてからの方が長く、忙しいです。
まだ外では欧米人のグループが歌ったりウクレレを弾いたりと賑やかですが、そんな音もBGMに私達は眠りにつきたいと思います。
明日も安全に元気に歩けますように。
おやすみなさい。