カンポナラジャ
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カンポナラジャ
今日はセパレート式のドミトリーだったので、周りがガサゴソするも気にせず寝ていました。今日は1時間遅く出発する予定です。
ゆっくり準備して、出発。今日も昨日の続きで下りスタートです。
一晩経って身体がだいぶ回復されてはいますが、やはり下り、しかも道の悪い下り道なのでなかなか進めません。
隣のアスファルトの道路を歩いてもいいみたいなのですが。そうすると2、3キロ変わってくるようです。
アスファルトの道も楽なようで楽ではないので、やっぱり巡礼路を辿っていきました。
1時間遅く出発したせいか、昨日の村で泊まる人が少ないせいかひと気がなくのんびりと歩けます。
12キロ歩いてようやく下りが終わり大きな町ポンフェラーダに到着しました。
この町は大きいので、今日の食材を買って目的地の村まで行く予定です。
巡礼路近くのスーパーで買い物、今日はキッチンありのアルベルゲに泊まる予定なので、豚肉とレタスを買って豚丼にしようと決めました。どうにかこうにかリュックに詰め込んで、入らないのはぶら下げて、いざ目的地の村へ。
改めて巡礼路に戻ると、村とは違う方向へ進んでいきます。
おかしいな、村はこっち方面のはずなのにどんどん離れていく。と諭さん。ガイドブックを見直してみると、なんと巡礼路はここからひとつ先の村を経由して目的地の村へ行くルート。目的地へはまだ8キロ程先。
私達は携帯の地図アプリでその村までのルートを検索してみていたので、どうやら最短距離ででていたのでもうすぐ1時間もすれば着くだろうと思っていたのです。
が、本来の巡礼路はそっちなので、面倒ですが、この買い込んだ荷物を背負って残り歩いて行くことにしました。
頑張る為にここでお昼ご飯にしました。アスファルトの平坦な道。あとは気合です。
目的地の村のベッド数は極端に少ないので、朝1時間遅くでたのと、買い物をした時間のロスタイムが今になって悔やまれます。少しでも早く到着しないと、と身体の疲れと裏腹に気持ちが焦っていきます。早く行きたい、でも、身体が痛い。
そしてなんだか今日は暑い。多分25度を超えており、夏の暑さです。
モワッとした空気が流れていて余計に身体がだるく感じてしまいます。
暑い!疲れた!と何度も泣き言を言いながら、ようやく目的地の村フェンテスヌベアスに到着。アルベルゲはこの村の端にあり、残り1キロ、これがとてもきつかったです。
あーようやく到着しました。
が、ここはアルベルゲではないと言われてしまいました。確かに今までと趣きが違っていますが、外に洗濯物が干してあるし、巡礼者に見えなくもないおじさんもいるけれど。
どういうことかわからないのですが、諭さんがちょっと分かるスペイン語でなんとかアルベルゲの場所を聞き、そっちに向かいました。
どうやらもうひとつ先の村のアルベルゲ。あと1.8キロ程。
あとはもう無心で歩きました。
あの村に宿に泊まろうって言ってごめんね。
買い物しておこうって言ってごめんね。と二人して謝って、結局二人で決めたことだから仕方ないね、と諦めました。
カンポナラジャの村のすぐ入り口にバルに併設されたアルベルゲが見つかり、無事に寝床を確保でしました。ここもベッド数は少ないのですが、泊まる人はほどんどおらず。バルで休憩した巡礼者は次の村を目指して行ってしまいます。
私達はここで限界。9ユーロとここ最近にしては高めのアルベルゲ。仕方ないです。キッチンはなし。豚肉は・・・
汗だくの身体をシャワーで綺麗にして、そのあと洗濯。バルの向かいの一角にある干し場に干しに行きましたが、すでに外はかんかん照りで一瞬にして汗が。iphonの天気予報は31度に。日本と変わらない気温です。
仕方ないので、部屋に退散。しかしマッサージをするにも暑く、夏バテのような感じで力が入りませんでした。
5時過ぎにすぐ近くにあったスーパーで夕食になりそうなものを買って、スーパーの前で食べました。部屋で飲食禁止でアルベルゲ内でも食べられるところがなかったので、仕方ないですが、ちょっと今日はひもじい感じです。
これからはキッチンがあっても使えなかったり、キッチンなしの宿が多そうなので、どうやって食費を節約するか考えていかないといけなさそうです。
しかしながら今日は本当に暑くて、だるくて二人ともバテバテです。