サンタ・マリーニャ
6/6
サンタ・マリーニャ
夜中に誰かの奇声で目が覚めてから、いびきが気になって気になって眠れなくなったという諭さん。今朝はすこしぼーっとしています。
私も奇声には目が覚めてしまいましたが、その後直ぐに寝てしまいました。私の方が神経が太いというか、鈍いというか。
さて、今日も20キロ越えです。と言っても、たいていの人は30キロちょっと先のオリベイラという村まで行くのが定番なようですが、私たちは30キロを越えて歩く自信がありません。もちろん今後の予定では最終日に30キロ歩かなければならない行程なのですが。それまではゆっくり行こうということにしたのです。
その判断はやはり正しかったようです。何故なら早々に私の足首の痛みが再発してしまったので、ほとんどよちよち歩き。ちっとも進めなくなってしまいました。
道はアスファルトの道が多くて、歩きにくいところではないのですが、やはり疲労なのでしょうか。リュックの重さのせいなのでしょうか。
途中で日本人の女性が通り、3キロほど話をしながら歩いたのですが、ちょっとペースが速く私は着いて行くのに必死で会話に混じる余裕はあまりありませんでした。
その女性は30キロ歩いてオリベイラまで行くというので途中で別れました。私達はまた休み休み歩いていきます。本当に、なんとか、なんとか歩いて目的地の村について、アルベルゲへ行くと、なんとフル。予約でいっぱいだそうで。
残すのぞみはもう一つの宿。そこ以外にはもうここの村に宿はありません。少し道を600メートルほど戻ります。もしそこがなかったら、10キロ先のオリベイラということになります。それには後2時間半歩く必要があり、私は正直もう歩ける自信がないのでそこらへんで野宿するのがいいやと半分諦めていました。
しかし、なんとかそうはならず、もうひとつの宿には空きがあり、泊まることができました。ちょっと牛の糞の香りがいい感じですが。ハエもたくさんお出迎えしてくれます。それに加えてここではキッチンがないので、持ち合わせの食べ物ですませるしかなさそうです。
それでも、ベッドの上で眠れることに感謝して今日はここで終了です。