レディゴス
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レディゴス
起きるとすでに空いているベッドがちらほら。私達も、早々に宿を出ました。
カリオンデロスコンデスから、次の村までの約17キロは小さい村も何もない、ただただ麦畑の間を歩いていきます。まっすぐ、ひたすら、まっすぐの道を3時間とちょっと。
巡礼者がほぼ等間隔に歩いている光景。
途中休憩場があればすぐさま休憩して、朝ごはんを食べたり、お菓子をつまんで喝を入れなおさないとダラダラとしてしまいます。
二週間で少しずつ季節が進んできたようで、今まで真っ青だった麦畑が色づいてきていました。
大きな空とどこまでも続く麦畑と巡礼路。そして巡礼するの人々。
今日は途中日本人の男性と会いました。その人は私達よりも3日後にスタートしたそうで、ペースの速さにビックリです。今日もこれからずいぶん先まで行く予定だそうです。
ようやく1つ目の村に着いて、次の村、目的地までは残り6キロ。あと一踏ん張りです。
到着はちょうどお昼頃になりそうなので、お弁当に焼きおにぎりを作って持ってきたのですが、宿に着いてからのお楽しみになりそうです。
大きな道路の脇の歩道を登ったり降りたりしながら、結構進んだのですが、なかなか目的地の村が見えてこず。不安になりかけた時、曲がりくねった下り坂の先にようやく今日の目的地レディゴスがみました。
そこからはすぐアルベルゲが見つかりました。バルの中からアルベルゲに入ると、まだひと気がありません。あまり立ち寄るところではないのかもしれません。
中庭の日の当たる場所で、お昼ごはん。焼きおにぎりは初挑戦でしたが、なかなかうまく出来たと思います。外国のお米なのですこしパサパサですが、やっぱりお米は美味しいなー。毎日パスタ生活なので気分転換になりました。
シャワーもゆっくり浴びて、洗濯も広い庭でバッチリ出来ました。
二段ベッドも選びたい放題なので、これは早めに来るのがいいなーと学びました。
幸いにも私達には時間がまだあるので、今後もすこし距離を短く刻んで、安くてキッチン付きのアルベルゲを狙っていくことにしました。
お馴染みの顔ぶれもチラホラきて、それでも今日はのんびり出来そうです。
村をすこし散策して、教会を見てみたり、商店を探してみたり。
でもなーんにもなかったです。
仕方ないのであるものですませようかなとアルベルゲに戻って、併設のバルにおいてあるフルーツを買おうと思ったら、
バルの奥の方に案内されて、行ってみるとそこに野菜やら卵やら、果物やらがたくさんありました。予想外の展開でした。
お肉はなかったのですが、オレンジ一つりんご二つ卵四つとサラダ菜をすこし分けてもらいました。
なので、夕食は思ったよりもずいぶん豪華になりました。
オニオントマトソーススパゲッティとサラダ菜とゆで卵、オニオンとにんにくと卵のスープです。
同じ食材なのでいつも同じようなメニューになってしまいがちですが、今日はふわふわの卵のスープが出来たので、満足です。
夜ごはんはみんなバルでビールやワインにちょっとしたおつまみですませている人が多いので、私達が自炊しているのをみるとワーオ!いいね!っていう感じで通り過ぎていきます。
韓国人グループも結構作るようで、いつもキッチンはアジア人の顔ぶれが。でもここは全然韓国人が来ていなかったのでのんびり調理できました。でも韓国人の良いところは後片付けがしっかりしているということです。
欧米人も自炊する人がいますが、作ったら使った鍋は流しに置いたまま食べてしまうので、そのあと直ぐには使いづらいのです。もちろん食べ終わったあとに後片付けしてくれるんですけどね。
あとはマッサージしたり、ネットをしたりしてリラックスタイム。
だんだん私達のリズムが出来てきてました。明日ものんびりスタートです。