サリア

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サリア

朝準備をしていると突然雨の音がしました。これまた、天気のすぐれない一日になりそうな予感です。雨はすぐに止み、ビショビショからのスタートは回避されましたが、私はまた雨対策に靴にビニールテープを貼り付けました。

今日はトリアカステーラの村から二手に分かれます。目的地の町はどちらのルートをとってもいけるのですが、

道路沿いのアスファルトの道を21キロ歩くか、山沿いのアップダウンのある道を18キロ歩くか。

3キロの差があるので、私達は少し早めに到着出来るくらいがちょうどいいので、少し頑張って18キロの道を選びました。

たいていの巡礼者はこっちの道を行っていたような気がします。

適度なアップダウンとガイドブックには書いてあったのですが、これがまたかなりのアップダウン。

上りって下ってるのはいいのですが、急な上りと、急な下りです。

けっこう疲れます。

天気はなんとかもってはいるものの昨日みた雲海の下にいるようでいつ降り出してもおかしくない空模様です。

残り10キロ、約3時間が経った頃からは下りの道が続きそのまま目的地の町まで下っていきました。

山越えのあとですし、少し距離が短い行程なので、楽なはずなのですが。疲れが着々と溜まっているのでしょうか、もうクタクタです。

今日は残り100キロ地点(正確に100十数キロですが)サリアという町で休憩です。ここは巡礼証明書をもらえる最短距離の町なので、ここからスタートする人が多い所でもあり、町には巡礼に必要なグッズが揃っています。

私達は町の中心部の手前のキッチン付きのアルベルゲに行きました。

まだオープンよりはやかったため、イスに座ってまっていると、荷物だけ先に中に入れてくれました。

午後から雨が降る予報だったので、アルベルゲが開くまで買い物に行くことにしました。

ここには大きなスーパーマーケットがたくさんあり、楽しみにしていたのですが、あいにく今日は日曜日。大きな町に泊まる時はいつも日曜日です。つくづくツイていません。

小さな商店でいくつか買って、パン屋で美味しそうなチョコパイを買って今日のお昼ご飯です。(その前に手作りサンドイッチを食べたんですが、つい甘いものがほしくなってしまいました。)

そのあとはアルベルゲでゆっくり休んで、シャワーに入ったり、マッサージをしたりしていつものように過ごしていたのですが、巡礼者が全然きません。

ここの宿は、きれいだしたくさんのベッドがあるし、しかもシングルベッドで眠れて、キッチンも付いてていい所なのですが、不思議です。

ところで、午後になってからというものの外は雷、風、雨と大荒れです。いつも午後からひどくなるので、やっぱり朝は早めに出るのが吉◎です。

ゆったりタイムを終えて、夕食作り。巡礼者は私達の他に2、3人程度。キッチンを使う様子もないので気兼ねなく使えます。

今日はいつものトマトソースパスタと、ゆで卵、ニンジンの酢漬けと、ソイジュースです。

カミーノの巡礼が始まってから二人でハマっているのがヨーグルトドリンクとソイジュース。

タンパク質と乳製品は大事ですね。

今日はお弁当用に炒り卵と玉ねぎとソーセージとアジアンソースでチャーハンも作ったのですが、作りすぎて、夕食後にまたすこし食べました。ソイジュースもちょっと飲みすぎて今日はおなかがパンパンです。

自炊をすると安いのはいいのですがお腹いっぱい食べてしまうのがデメリットです。

諭さんとも無事仲直りして、楽しく過ごせた一日でした。

明日もまだ雨が続きそうですが、最後まで元気に歩いて行きたいと思います！おやすみなさい。