ワディラムツアーへ
1月9日
ワディラムツアーへ
暖房がある宿というのは、溜まっていた洗濯物も一晩で乾くという利点もあります。ただ、喉がちょっと痛くなるのがマイナスですが。
さて、今日は諭さんがもう一度行きたいと熱望していたワディラムツアー。朝、日がのぼらない時間に起きて、時間になったらツアーのバスがホテルの前に来てくれるはずだったですが、なかなか来ません。
ホテル前で寒さに耐えながら私はイライラ。諭さんはこういう時も大丈夫、大丈夫と落ち着いています。
30分くらい待ってようやくバスが来ました。私達が一番のりです。運転手の寝坊だったのでしょうか。まあ外国では30分の遅れは遅刻に入らないのでしょう。
何人か他のホテルで拾った後、バスはバスターミナルに戻ってしまいました。どうやらこのバスは、ツアーのバスではなくローカルバス。結局満員になるまで出発しませでした。
出発前にドライバーがお金を徴収していました。私達は昨日オーナーに払っていたので払わなくてもいい、、はずでしたがドライバーは私達にもお金を払えといいます。どうやらドライバーに話が通っていない様子。
しかし私達は昨日オーナーに書いてもらったレシートを見せ、もう払ってあるのだと説明しました。実際ツアー代+バス代と書いてありました。
するとドライバーはオーナーに電話をかけてくれ、私達に直接話してくれといいます。しかし直接会って話すならともかく電話口だとジェスチャーも通じないので、何かオーナーがごまごま言っているのを半分聞いて、つたない英語ながらも昨日あなたが言ったでしょ!と強めに言ってとりあえずドライバーに電話を返しました。
ドライバーは何と無く事情をわかってくれたようで、オーナーと話をつけてくれました。無事に払わずに済みましたが、おそらくレシートに書いてなかったワディラム保護区の入場料、これはきっと払わなくてはいけなくなるだろうと見当がつきました。
そしてやっぱり入場料は払いました。
オーナーは全部込みだ、エブリシングと豪語していたのですが、どうやらウソのだったよう。せっかく安いツアーだと喜んでいたのですが、結局入場料を払ったので相場と変わらなくなってしまいました。電話で文句の一つでも言ってやれば良かったです。
バスはワディラム保護区の中の小さな村を通り、私達はそこで降ろされました。ツアーの世話役の人が来て、まずは家でシャイを飲んでいけといいます。ツアーはその後とのこと。
世話役の人の家でまだ若い20歳の奥さんにシャイをいただき、また朝食を少し分けてもらいました。
ツアーは1時間後からというので、奥さんと話したり、村をぶらぶらして時間をつぶしました。民家にお邪魔するのは初めてだったので、少しワクワクしました。
その後ようやくドライバーを紹介してもらい4WDに乗って出発しました。
ツアーは3時間ほどで三ヶ所くらいの見どころを巡りその後キャンプサイトに連れて行ってもらいそこで一泊して、朝また迎えにきてくれるとのこと。
ただ3時間のツアーだと、その後すぐにキャンプサイトに行ってもまだ誰もいないので、追加料金を払えば他も回ってくれるといいます。私達は3時間でも、この景色が見られれば十分満足だったので断りましたが。
まず一ヶ所はロレンスの泉。
岩山の上にあるあの白い木の裏に泉があるから。
そう言われたのですが、これが結構な岩山の上。
えーこれを登るの!?と思っていると、よく見ると登っている人の影が。登れないことはなさそうですが、怪我は自己責任。人が登ったような気配のする所を選んでゆっくりゆっくり登っていきました。
まあ、泉は大したことなかったです。湧き水というか水たまりというか。
でも、登って良かったと思える景色が待ってます。
これこそワディラムにきた甲斐があるというもの。
登って身体があたたまったので、思い切って荷台に乗って次の目的地まで。
風が冷たいですが、景色が最高です。
そして次は、砂丘。
風向きのせいなのでしょうか、ここだけ急に綺麗な砂丘ができていました。空の青さと砂丘のオレンジの対比がとてもキレイでした。
でもやっぱり登るのはちょっと大変。
ドライバーは下でタバコをふかしながら休憩しています。
はやくも次で最後。
ここもなかなか良かったです。
奥は道幅が狭かったり、水たまりをまたいで歩いたりとちょっとした探検気分を味わえました。
お腹が空いたなーと思う頃、キャンプサイトに到着。
ツアーはここで終わりです。キャンプサイトは言われた通り誰もいない様子。
ここの景色を、2人占めです。
ベンチに座って、持ってきていたサンドイッチを食べました。最高です。
そして、私達のテントに入ってみると中が暖かったので、昼寝をすることにしました。
起きた頃には、他のお客さんも来ており、広場の大きなテントの中で火を囲んでいました。
ちょうどよく夕日の落ちる時間になり、素晴らしい夕日を眺められました。
今夜は、欧米人のカメラマンと英語の先生とダンスの先生、韓国人夫婦と彼らのガイド2人のようです。
夕食が出来るまで雑談したり、温かいシャイを飲んだりボーッと火を眺めていました。
夕食が終わる頃にはいっそう寒さが増し、火のそばを離れられないほどでした。
欧米人の3人は大きなテントに毛布を持ち込んで火のそばで寝たいと言っていました。
私達は身体が冷え切る前に、テントに入り布団に戻りました。